野球肩は、ぼく自身が高校3年間を痛みと過ごした経験もあり、思い入れが強いです。
ぼくの場合、高校入学直後の6月には肩を痛め、その後適切なケアを行えなかったことから痛みが引かず、投げ方さえ忘れてしまうという最悪の状態になってしまいました。
そんな思いをする少年たちを少しでも減らせたらと、肩の勉強は人一倍おこなってきました。
肩は被害者のことが多い
野球肩は、悪いフォームで繰り返し肩に負担が加わる事で生じやすく、肩が痛くてもそこに原因が有るとは限りません。
もちろん、肩の周辺が硬くなったり筋力が低下したりで肩を痛めるなんてこともありますので、肩のケアも必須です。
しかし臨床経験から考えると、肩以外の重要性はかなり高いように思います。
お尻が硬いことが多い
スポーツ選手はよく走ります。野球選手も例に漏れずよく走ります。
取り分け、ピッチャーは走ってなんぼという考えが昔からあります。
短い距離、長い距離ともに、とにかく走ります。
さらに近年ではウエイトトレーニングにより、徹底的に筋肉を鍛えたりもします。
そうやって手に入れた鋼の足腰ですが、ストレッチなどのケアは怠りがち。
特にお尻の筋肉は、ケアの方法を知らない学生も多く硬くなってる場合が目立ちます。
このお尻筋肉ですが、昔から好投手ほど大きいと言われるほど投球との関わりが深いところでもあります。
そんな投球動作で重要な部分が硬くなり働きが弱ると、いわゆる「下半身を使って投げる」ことができず、肩肘腰などへの負担が増します。
※詳しいメカニズムは直接聞いてください。
丁寧に説明しますm(_ _)m
オステオパシーではこうします
ここまで野球肩を引き起こす原因の一つとして、お尻の硬さを挙げました。
その他にも胸郭の硬さや足部の問題、骨盤の問題など肩を壊す原因は人それぞれ。
オステオパシーでは、その原因となっている部分がそういう振る舞いをしなければならなくなった「真の原因」を見つけ出します。
それらを処理することで、直接悪さをしている原因が無くなるため、その場限りの改善ではなく再発のより少ない改善を目指していきます。
お尻が硬いからストレッチしましょう。胸郭が硬いから体操しましょう。も良いのですが、それ以上に深いアプローチを行いますので、何度も肩の故障を繰り返している野球選手には是非おすすめです。