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外反母趾でお悩みの方へ

 

外反母趾改善のカギは、全身評価にあり⁉

外反母趾は、足の親指が外側を向いた状態ですが、指先だけを器具で開いたりマッサージしたりしても解決にはなりません。

親指が外を向いているのは「結果」であり、「原因」であることはほとんど無いからです。一時の痛みを軽減させる手段としてのマッサージや道具の使用は有効ではありますが、本当の改善を目指すのであれば全身を丁寧に評価して「原因」を見つけ出し改善する必要があります。

 

オステオパシーの視点と理学療法士の視点

当院では出来る限り早く「原因」にたどり着くため、以下の流れで行っています。

初回来院時には、全身の関節の動きのチェックや姿勢のチェックで得られた運動学・解剖学的な情報と、問診で得られた情報を擦り合わせて外反母趾を起こしていると思われる部分を考察します。運動学は理学療法士の得意分野であり、解剖学はオステオパシーの得意分野であります。この両方の視点を持っていることは、当院が他と比べて有意な点です。

 

加えて毎回の施術前には、オステオパシー独自の検査法である「傾聴」と呼ばれる技術で、全身を包んでいる組織の緊張を感じ取り、その日の施術する部分を決定します。この検査では、関節の動きや姿勢などを診ることでは検出されにくい、より細かな情報を得られることが出来ます。

初回の検査で大まかな方針を決め、それ以降の毎回の検査では身体の声を聴きながら丁寧に施術していくといった感じです。

もちろん検査の結果、足趾や足首周辺の筋肉が問題であれば、そこを中心に施術していきますのでご安心ください。

理学療法士的な原因と対策

外反母趾になる原因を考えた時、ぼくの臨床経験上では以下の3つがよく見受けられます。

①ハイヒールの常用によるもの

②歩き方の問題

③姿勢の問題

①のハイヒールの常用に関しては、女性では職業柄仕方なくといったことも多く聞かれます。

足の構造は、前半分が地面の形状に柔軟に対応できるように可動性が高く、後ろ半分はしっかりと体重を支持できるように作られています。

そして人は普通に立っているだけで、足の前半分に体重の約1/3がかかり、後ろ半分には約2/3がかかっていると言われています。通常はこのように構造にあった荷重が行われているのですが、ヒールの高い靴を履くことでつくりが弱い前半分に荷重が多くなり、筋肉や靭帯に負担が増えていくこととなります。

​それが一度や二度であれば、人体はそんなにやわではないので問題ありません。しかし仕事などで毎日毎日繰り返していると、やがて筋肉や靭帯の頑張りだけでは絶えることが出来なくなり、足の形状が破綻していってしまいます。

次に②の歩き方の問題についてです。

正常とされる歩き方は、足底にかかる圧力が踵の外側から小指側にすすみ最終的に親指へと抜けていきます。これが外反母趾では踵から指先までずっと、足の内側を圧力が加わりながら歩いているとされています。

この内側に圧力をかけて歩こうとすると、モデルさんのような一本の線上に足を置いて行くような歩き方になります。モデルさんといえば、先ほど出てきたヒールの高い靴を履いてランウェイを颯爽と歩いている姿を想像できます。

ハイヒールとモデル歩きは相関がありそうですね。ですがこれを説明するには、文章では莫大な情報量になるので割愛します。詳しく知りたい方は直接お問い合わせください。

ですので歩き方に関しては、外反母趾の方はモデル歩きに近づいている方が多く見受けられます。

最後に③の姿勢についてです。

端的に言うと体幹が弱っているということが大きな原因です。

体幹が弱ると姿勢を維持することが出来ず、腰が丸くなります。すると身体としてはガニ股にならざるを得なくなり、相対的に膝は内側に捩じれる形をとります。このような一連の流れを運動連鎖の破綻と言いますが、この破綻により足は内側に荷重が起こり土踏まずが潰されていき、指先が外側に向くような力が加わり外反母趾が完成していきます。

以上3つに対する理学療法士視点での当院での対策としては、

・歩き方を変えること

・インソールを作成する

・土踏まずを形成するエクササイズを行う

・体幹を鍛える

などがあり、希望者の方には自宅で行えるように指導をさせていただきます。インソールもご相談いただければ作成していますので、お気軽にご相談ください。入谷式足底板を作成させていただきます。

 

ここに挙げた以外にも先天的な理由や、事故などの外傷によるものなどもあるかと思いますが、ここでは臨床でよくみる3つとして挙げさせていただきました。

 

オステオパシー​ではこう考えます

外反母趾と構造や運動学的な関係はご理解いただけたでしょうか?

一般的に根本解決と言われているのは、このように姿勢や歩き方を変えることをいうようです。

​しかし、オステオパシーでの根本解決は、さらにその姿勢や歩き方をしなければならなくさせている力を処理します

その力を処理するためには、まずどこにどういう力が加わっているのかを知らなければなりません。

それを調べるために、基本的に初回は全身の検査を行っています。さらに毎回の施術も、オステオパシーの傾聴という技術を使って身体の声を聴くことから始めています。

ぼくはこの傾聴の技術こそが、オステオパシーがその他の整体とは大きく異なる点だと考えています。

傾聴では、全身を覆う膜組織などのテンションをたどることで、その時に一番お身体に影響が強いと考えられる部分をあぶりだします。時にはご本人も驚かれるような、思いもよらない部分が出てくることもあります。

 

本人が驚くような部分であるのに、第三者が分かるはずもないので、一般的な整体では見落とされがちなのでしょう。