オステオパシー修行、ここだけ苦労話
オステオパシーは数ある整体の中でも、感覚をかなり必要とされるものです。そして当院が提供しているタイプのオステオパシーは特にその傾向が強く、習得には非常に苦労しました。
それまで理学療法士として筋肉を中心にアプローチしたり、カイロプラクティックで背骨をしっかりと押し込むようなことをしたりと、どちらかというと「手ごたえのある」ことが得意でやってきていました。
少しは繊細な施術を学んだことはありましたが、繊細さの桁が違うというか、深さが違うというかで、オステオパシーを学び始めた時は面食らってました。
正直言って、周りの仲間に対してコンプレックスを感じたりもして、セミナーに行くのが少し辛かったりした時期もありました。
だって一緒に学んでいる仲間はみんな感性が豊かで、教えてもらったことがすぐに理解できてるように見えてました。実際にはみんなも同じように悩んでたそうですが、自信をなくしつつあった時期なんで、自分は劣等生だと思い込んでいました。
まあ実際に、ぼくは一回聞いたら理解できるような天才肌ではなく、何回も同じことを聞いて怒られながら少しずつ身について行くような、漫画はじめの一歩で言うところの「幕ノ内一歩」やダイヤのAの「沢村栄純」タイプだと考えています。
(※ここで自分を主人公で表現する図々しい性格が、ここまであきらめずに続けている秘訣かと思います)
そんな感覚エリートとは異なる自分を高めるため、色々ためしたことがあります。
ぱっと思い出しただけでも、瞑想教室に参加したり体軸を鍛錬してみたり古武術の講座に入ってみたり・・・
どれも全て良く、いまの自分には欠かせないものとなっていますが、一回実施したところで感覚エリートの仲間入りという訳にはいきませんでした。
そんな一朝一夕に身につくわけないのは重々承知していますが、藁にもすがる思いでやってましたので、参加後に劇的に何かが変わった感覚が得られなかったときは少なからず落ち込んだりしました。
そんなこんなを繰り返しているうちに、感覚を磨くのに一番の方法を見つけることが出来ました。それはずばり、施術しまくること。
実践に勝る練習はないなと。
ただ、お客さん相手では試したいテクニックなんかは使う訳にもいかないので、そこから身内をばんばん施術することになります。
週末、時間があれば実家に帰り両親を施術したり、家の近い仲間で集まって施術したり・・・。一番効果があったのは、家族相手の施術ですね。家族相手の施術は難しいというのは整体業界では定説となってるんですが、オステオパシーも御多分に洩れず程よい困難を与えてくれ大変よい修行となりました。
いまではもちろん、お客さんへは自信をもって施術できています。ですがコンプレックスは根強く持ち続けていますので、これからもずっと研鑽は続いて行くのは確実です!(^^)!
代表はこんな人!
代表 高田和浩
出身地:兵庫県加古川市
生年月日:1976年6月19日
所属:FOSG(フルクラム・オステオパシー・スタディー・グループ)、過去に全日本オステオパシー協会、日本クラシカルオステオパシー協会に所属
保有資格:理学療法士(病院勤務期間:13年)、入谷式足底板上級コース修了
趣味:ウエイトトレーニング、野球