どんなことするの?
「オステオパシーって、結局どんなことをするの?」
実はこの問いに対する答えに、ぼくは非常に困ります。
もともとが口下手なんですがそんなこと以上に、感覚的な施術なため言語化するのが難しいというのが実情です。
それを現すかのように表すかのように、当院へいただいた口コミには「気功のような」とか、「不思議な」とか、「何をされているか分からない」などといったものが多数あります。
いままで難しい課題だと避けてきた説明ですが、さすがにそろそろ説明しないといけないと思い、重い腰を上げたところです。
そこのところをご理解いただいて、読み進めていただければ幸いです。
オステオパシーと一言に行っても、色んなやり方があります。
例えるなら「料理」に和食やフレンチ、イタリアンなどと細かくジャンル分けが出来るように。
ぼくが学んできたもので言うと、筋膜を緩めるものや、内臓に特化したもの、バキバキと関節を動かすものなどがあります。
そして現在、ぼくが行っているものが「伝統的オステオパシー」と呼ばれる、創始者の方から弟子の方々へ受け継がれてきたやり方です。
このやり方を出来るだけ分かりやすく説明していきます。
我々の体内には無数の「中心」が存在します。
細胞一個一個に中心があり、その細胞が作り出した組織にも中心があり、組織が集まって出来た器官にも中心があります。
「中心」は本来あるべき位置に置かれた時に機能が最大限発揮されます。
しかし、事故などの衝撃や生活している住環境、仕事のストレス、乱れた食生活などにより「中心」には本来の位置に居続けられなくなる力が加わり、ずれてしまいます。
ぼくは両手で心地よい圧を加えることで、中心が本来ある位置に戻る手助けをしています。
体内にある「様々な中心」に働きかけるため、敏感な人では身体の中で何かが動いたり、重くなったり軽くなったりと刻々と変化する様子を感じられる方もおられます。
マッサージや指圧などもとても気持ちの良いものですが、身体の芯から軽くなる感覚はオステオパシー特有のもので、一度体感すると病みつきになるようでほとんどの方が継続して施術を希望されています。
また、大変穏やかな刺激のため施術中に眠ってしまう方が半数以上おられるように、自律神経が疲れている方に好評をいただいています。
普段お仕事を頑張りすぎている方、育児や子育てに追われ休息を忘れたお母さんには特におすすめしています。