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  • 執筆者の写真和浩 高田

顎関節症は全身に影響する

更新日:2023年4月26日

平成28年に発表された厚生労働省の調査では、1900万人の方が罹患しているとされています。


この数字を多いとみるか、少ないとみるかは人それぞれです。


しかし約一億二千万人といわれる国民のおよそ6人に1人が悩んでいると考えると、とても多いのではないでしょうか。


実際に当院にお越しになられる方の多くは、顎関節に何らかのトラブルをお持ちであるため、ぼく自身は非常にポピュラーなものと認識しています。


 

こんな方は要チェック!


①顎が痛い

②口を開けにくい

③口を開ける時に音がする

④頭痛がこめかみから生じる

⑤寝ているときに歯ぎしりをしている

⑥頭皮が硬い

⑦肩こりがある

⑧目がつかれやすい

⑨精神的に落ち込みやすい


これらの中で、3つ以上当てはまった方にはオステオパシーをお勧めします!

5つ以上当てはまった方は、すぐにご連絡ください!


 

顎関節症は全身をみないと改善しないことが多い



顎関節症は、首や肩だけでなく股関節の動きなど(それ以外への影響もありますが)離れた部位に大きな影響があります。


逆に言うと、頸や肩、股関節などが顎関節に影響しているとも考えられます。


歯医者さんなどで嚙み合わせを良くすることはとても重要ですし、それで解決する問題も多くあると思います。


しかし、それで良くならなかった場合は、口腔周辺から離れた全身をしっかりと診ていく必要があります。


オステオパシーでは、基本原則の一つに「身体は一つのユニットである」というものがあります。


顎関節の問題であっても、そこだけに集中することなく、頭からつま先まで全身を評価し施術します。


ですので、歯医者さんでよくならなかった顎関節のお悩みは、是非一度オステオパシーをお試しいただけたらと考えています。


 

ぼくと顎関節症


最後にぼくが顎関節に興味を抱くことになったエピソードを一つ紹介します。


ぼくが理学療法士免許を取得してすぐの病院勤務時代、肩こりに悩まれている患者さんのリハを担当していました。


その時は、肩甲骨の動きや首の動きを良くすることに必死で取り組んでいて、その時はよくなるけどすぐに戻るといった先の見えない状態に患者さんも半分あきらめた雰囲気。


何とかできないかと毎日、参考書を開いてあれこれ考えては試しの繰り返しで、結局行き詰ってしまいました。


そんな時、定期的に参加していた岡山での講習会にいつも通りに参加したのですが、その時のテーマが顎関節でした。


講習のなかで、肩こりとの関係をお話しされたのを聞いて、翌週のリハで実際に患者さんに行なったところこれまでにない手応えを感じました。


結局その患者さんは、完全ではないものの肩こりは大幅に改善しリハ終了となりました。


そういう経緯から、ぼくの顎関節への興味は強くなり、いまでも歯科医の先生が主催する勉強会に参加させていただいたりして勉強してます。




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