変形性股関節症は、その疾患の進み具合により前期・初期・進行期・末期と4つに分けられます。
そのうち前期・初期に関しては、適切なリハビリによる効果が大きいとされます。
そして実は、ぼくも病院で理学療法士として働いていたとき、変形性股関節症のリハビリは得意としてました。
何を目指していくか?
変形性股関節症に対する治療で大切にしているのは、「しっかりと片足で立つことができる」という能力です。
この能力が獲得できれば、痛みや違和感は改善していくことを多く経験しました。
これは変形している側だけでなく、健康な側の股関節にも言えることで、両側ともにしっかりと体重を受け止めることをまずは目指します。
何故、健康な側も治療するか?
簡単に言うと「人の脚は、左右あわせて2本しかない」から。
2本のうちの片方が働かなくなることで残りの脚の仕事量が増えてしまい、働きすぎで壊れていくパターンが多いのではないかと考えています。
実際に痛みのない側が体重を受け止められるようにすることで、変形している側の痛みが軽減することはよく経験しました。
で、実際どうやるか?
では実際に、どうやってしっかりと体重を受け止めるようになるかということですが…
オステオパシーでは、体重を受け止めることを邪魔する問題のさらに奥深くにある原因を取り除きます。
そうすると自然と股関節本来の能力が取り戻され、より良い方向へと身体の状態が導かれます。
またご希望の方には、病院で行っていたセルフエクササイズもお伝えします。
普段からご自身でケアしていただくことで、より早い回復を目指していただけるかと思います。
病院で「手術にはまだ早い」と言われ、リハビリを受けているがなかなか改善しない方は、是非一度オステオパシーを受けてみてください。