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肩こりでお悩みの方へ

まずは原因を探すこと​

肩こりは首の付け根にある筋肉が凝り固まった状態ですが、その筋肉を固まらせている「原因」は実に様々です。

ですので、本当の「原因」ではない筋肉の凝りを押したりもんだりしても、一時的に血行が良くなって軽くなったりしますが、すぐに戻ってしまうことでしょう。

本当の意味で肩こりを解決したいのであれば、いち早く「原因」を見つけ出して処理することです。

オステオパシーの視点と理学療法士の視点

当院では出来る限り早く「原因」にたどり着くため、以下の流れで行っています。

初回来院時には、全身の関節の動きのチェックや姿勢のチェックで得られた運動学・解剖学的な情報と、問診で得られた情報を擦り合わせて肩こりを起こしていると思われる部分を考察します。

運動学は理学療法士の得意分野であり、解剖学はオステオパシーの得意分野であります。この両方の視点を持っていることは、当院が他と比べて有意な点です。

加えて毎回の施術前には、オステオパシー独自の検査法である「傾聴」と呼ばれる技術で、全身を包んでいる組織の緊張を感じ取り、その日の施術する部分を決定します。この検査では、関節の動きや姿勢などを診ることでは検出されにくい、より細かな情報を得られることが出来ます。

初回の検査で大まかな方針を決め、それ以降の毎回の検査では身体の声を聴きながら丁寧に施術していく感じです。

もちろん検査の結果、肩や首周辺の筋肉が問題であれば、そこを中心に施術していきますのでご安心ください。

姿勢と肩こり

悪い姿勢が引き起こす身体の症状は、数多く知られています。

肩こりもその一つで、最近では「スマホ首(ストレートネック)」などと呼ばれる、頭が前に突き出た姿勢は典型例です。

理学療法士として姿勢と肩こりの関係をみると、肩甲骨の位置異常ということが一つ注目されます。

身体には、一か所の部位が動くとそれに隣接する関節が特定の動きをする「運動連鎖」というものがあります。上記のような頭が前に突き出たような姿勢では、大体の場合が猫背と呼ばれる状態になっているかと思います。

 

この猫背が肩こりを引き起こす原因の一つになるのです。

猫背になると「運動連鎖」として肩甲骨は外に広がりつつ、下方向へと引っ張られた状態になります。この状態では肩甲骨から首に向かってついている筋肉が引っ張られ、常に筋肉が強く緊張を強いられてしまいます。この強く緊張した筋肉こそが、肩こりで凝り固まる筋肉なのです。

ちなみにこの状態の肩こりは、筋肉が引き延ばされて起こっているため、マッサージやストレッチでは良くなりません。良くならないどころか、筋肉が緩んで肩甲骨が引き下がることでかえって肩こりを強めてしまう可能性も出てきます。

ストレッチやマッサージを行っても良いのは、ギュッと筋肉の長さが縮んだ状態の場合ですのでご注意ください。

呼吸と肩こり

肩こりでお悩みの方には、呼吸が浅くなっていることがよく見受けられます。

そしてこういう方は呼吸が深くなるにつれて肩こりが改善してくるような傾向にあります。

ではそのメカニズムを解説していきます。

呼吸で使われる主な筋肉は、横隔膜です。この横隔膜が上手く使えていない状態が続くと、呼吸補助筋と呼ばれる肋骨の間にある筋肉や、頸部にある筋肉が通常よりも使われてしまいます。

ふだんは凝り固まったことで、肋骨の動きはさらに悪くなり、呼吸も浅くなっていくという悪循環を繰り返し首筋にある筋肉もどんどん硬くなり肩こりが完成していくというものです。

では何故、横隔膜が働きにくくなってしまうのでしょう?

結論をいうと原因は様々です。先に挙げた姿勢の影響や内臓の影響、神経的な影響や精神的な影響など。

しかしこのパターンの方は、横隔膜がしっかりと働くようにすればよいので改善を自覚するまでにかかる期間は比較的早いようです。

​改善を自覚するのは早いと記載したのは、効果を感じやすいけど根本原因には達していないということを回りくどい表現で表しましたが、一般的に横隔膜を働きにくくしている原因を探ることは難しいことです。

ですがこの原因を探すのがオステオパシーは得意なのです。

オステオパシーによる改善とは

ここからはオステオパシーで肩こりが改善していく秘密をお伝えします。

例えばあなたの肩こりが、上記の様に姿勢が悪いことで筋肉の循環不全が起こっているとします。

そしてその姿勢を悪くしている一番の原因が、背骨の一か所が動いてないからだとします。
 

ご家庭での対処としては、凝り固まった筋肉を揉み解したり湿布を張ったりすると思います。

身体のプロなら、「動いていない背骨」を動かすことで姿勢を正すでしょう。

そしてオステオパシーでは、詳細な検査により「動いていない背骨」を「動かなくしている原因」を探し出しアプローチします。

そうすることで、背骨を触らなくても背骨の動きも良くなり、姿勢が改善し肩こりも解消していくのです。

ただ、この
真の原因は表面的にはあまり出てくることはなく、過去の忘れてしまっているようなアクシデントによるものということも少なくありません。

この見過ごされがちな問題を、問診や関節の動きなどに加えて、オステオパシー独自の検査法で検出していきます。

検出された原因をそっと包み込むように、しかしソフトなだけではなく力強さも感じる心地よいタッチで捉えます。

そしてあなたの身体がその原因部分を処理してくれるように仕向けていきます。

あなたの身体を治すことが出来るのは、あなた自身しかいません。

オステオパシーのする仕事は、あなたが持つ治ろうとする力を最大限に発揮するように仕向けることです。

外部からの力でする矯正は短時間で済み、患者自身も矯正の力を感じることで満足感はあります。しかし、あなたの持つ力を必要としない矯正ゆえに、その持続時間については少し疑問が残ります。

反対にご自身の身体の意思で生じた矯正は、持続時間も長く確実に解決へと導いてくれるでしょう。